【脱・専門家】資産組み換えと投資信託の落とし穴不動産相続・相談コラム | 吉川・三郷エリアの不動産ならピタットハウス吉川店-株式会社アクシア-
【脱・専門家】資産組み換えと投資信託の落とし穴
相続対策として、金融機関から「不動産の組み換え」や「投資信託」を勧められることはありませんか?
一見、節税や資産形成に有効なように思えますが、実は落とし穴も多く、慎重な判断が求められます。今回は、そのリスクと対策について解説します。
■不動産の組み換えは本当に得策か?
銀行や不動産会社、または税理士のような士業から、現金や金融資産を不動産に変えることで相続税評価を下げる方法を提案されることがあるのではないでしょうか。
これはの手法は非常に高い効果を生み出すことも出来ますが、
この手法にはいくつかのリスクが伴います。
1. 流動性の低下
不動産はすぐに売却できるとは限りません。相続発生時に納税資金が不足し、急いで売却しなければならない場合、市場価格よりも安く手放すリスクがあります。
2. 新築物件の資産価値の下落
銀行が勧める新築の賃貸マンションは、購入時の価格が高く、実際の市場価値は築年が経過ると下落することが多いです。
さらに、賃貸経営は30年以上の長期的な運用になるため、空室リスクや修繕費用がかかり、銀行の収益シミュレーション通りにはいかないことが多くあります。
3. 節税効果の不確実性
不動産を購入すれば必ずしも相続税評価が下がるわけではなく、立地や物件の種類によっては期待した節税効果が得られないこともあります。
また、将来的に売却すると譲渡所得税が発生し、結果的に税負担が増えるケースもあります。
【ポイント】
そのため、投資用の不動産やアパート経営は長期的な運営が可能な人気のある建物になっているのか、あまりに高額で無理な資金計画になっていないのかをチェックすることが不可欠です。
投資信託を活用した相続対策の落とし穴
また、投資信託も銀行が勧める代表的な金融商品ですが、相続対策として考える際には注意すべきポイントがあります。
1. 高額な手数料
銀行が販売する投資信託には、購入時の手数料(約3%)や年間の信託報酬(1〜2%)がかかることが多く、長期運用してもこれらのコストが利益を圧迫する可能性があります。特に「毎月分配型」の投資信託は、実際には元本が削られるケースが多く、資産形成には不向きです。
2. 市場リスクの影響
長期運用を前提としても、相続発生時に市場が下落していると資産価値が大きく減少する可能性があります。相続のタイミング次第では、思わぬ損失を被ることも考えられます。
3. 相続税評価の誤解
投資信託は時価評価されるため、市場が好調な場合は相続財産の評価額が上がり、結果的に相続税の負担が増えることもあります。また、市況に大きく影響を受けるような商品は相続対策には不向きです。(認知症により凍結するリスクがあるため)
【ポイント】
長期的な運用にあった商品なのか、得られる利益が多いように見えても実際には手数料や信託報酬が高いものではないか、チェックしましょう。また、認知症による凍結リスクも考慮しましょう。
なぜこうした対策を勧めるのか?
銀行が不動産の組み換えや投資信託を勧める最大の理由は、「銀行の利益になるから」です。
※銀行に限った話ではなく、相続を「ビジネス」している業界は多くあります。
- 不動産組み換え:銀行が提携する不動産業者を通じて販売されることが多く、ローンを組ませることで銀行が利息収入を得られる。紹介料をもらう場合も。
- 投資信託:販売手数料や信託報酬が銀行の収益源となる。
銀行からのアドバイスは親身に相談に乗ってくれるように見えますが、最終的には自分で良い提案なのかどうか見定める必要があります。「銀行だからなんとなく安心」はやめましょう。
もちろん、すべての提案が悪い訳ではありません。
良い提案だと思ったものはぜひ行っていきましょう。
本当に効果的な相続対策とは?
相続対策を考える際には、税金対策だけでなく、資産の流動性や長期的な収益性、家族の意向を総合的に考えることが重要です。
1. 流動性の確保
相続税の納税資金として、現金や預貯金を一定額残しておくことが重要です。不動産に偏りすぎると、いざというときに換金できず、相続人が困ることになります。
2. 専門家への相談
ひとりの提案を鵜呑みにせず、独立系のファイナンシャルプランナーや税理士などセカンドオピニオンに相談し、本当に自分に適した対策を検討しましょう。
3. 家族との話し合い
相続対策で最も重要なのは、家族間のコミュニケーションです。銀行の提案を受ける前に、家族と話し合いを行い、資産の分配や管理方針を明確にしておくことが大切です。
まとめ
「不動産の組み換え」や「投資信託」は、相続対策として有効な場合もありますが、慎重な判断が必要です。
単に「節税になる」「資産が増える」といった説明に惑わされず、本当に家族のためになる方法を選びましょう。
相続対策は税金の問題だけでなく、資産全体の管理と家族の将来を見据えた計画が不可欠です。信頼できる専門家と相談しながら、最適な方法を検討していきましょう。
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